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コンセプトは、看護のお勉強のおさらい。一般の方にも、知っておいて損が無い情報を発信してゆきます。
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ASO
閉塞性動脈硬化症

この病気は、私は循環器病棟に異動するまで知りませんでしたね。
ASO;Arterioslerosis Obliterans

動脈が硬くなって詰まってしまうと言うことです。
頭蓋内と冠状動脈を除いた動脈が慢性的に硬くなり、閉塞してきます。

喫煙や食事の欧米化が原因とされています。
内服治療では、動脈の閉塞が改善することは期待できず、抗血小板薬などで病状の進行を食い止める程度で、長期に閉塞している場合は、末端の血流障害やそれに伴う壊死を起こしてくるので、閉塞部位のバイパス手術が必要になってきます。

今後は、PTAという血管を広げる手術も普及してくると思われますが、透析患者のような石灰化の強い場合は、難しい場合もあるようです。

脳や心臓の血管にも同様の障害が出ている可能性があるため注意が必要です。

○△□〔ちえぞう〕□△○
http://tiezo.kumogakure.com/
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肺性心って聞いたことはあると思いますが、なんのこっちゃわかりませんよね?

肺性心とは、肺の機能もしくは構造に影響を及ぼす疾患により起こった右室肥大もしくは拡大を指すようです。

呼吸器の障害には、気道や間質などの肺実質の障害のほか肺動脈の病変、神経系・呼吸筋なども含まれます。
先天性心疾患やシャントによるものは、含まれないそうです。

換気障害型と肺血管障害型に分けられるそうなので少し紹介しますね。

換気障害型
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患、肺胞低換気症候群や胸郭異常があり、肺高血圧症を合併するが、この成因は低酸素性肺血管れんしゅくだそうだ。

肺血管型
原発性肺高血圧症と慢性血栓性高血圧症であり、高度の肺高血圧となり重篤な肺性心となる。

主な治療は、酸素吸入、血管閣僚拡張、右心不全に対する治療があるそうです。

肺性心と言う病名がついていなくても、こういう病態を占めす患者さんは、結構いますね。

では。

○△□〔ちえぞう〕□△○
http://tiezo.kumogakure.com/
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数年前、外国のことだが局麻でCABGと言う記事がある新聞(?)に載っていた。そして昨年だったか、日本でそれを実施した大学が学会に発表した。臨床の外科医たちは、あまり興味はないらしいがこれまたすごい話である。

ただ、私は手術室を経験したものから言わせてもらえば、もし手術が適応な狭心症になったら、「全身麻酔で落ち着いて吻合してね。」とお願いするかも?

慈恵医大の関連病院の内視鏡手術の事故で感じたことですが、「高度医療」は、あくまでも熟練した医師の領域の話であり、あまり経験の無いものはやらないほうがいいのでは?と思います。
高度な外科手術って、職人中の職人のみが到達できるレベルです。

そう考えれば、「専門医」に分化してゆくもの仕方がない。
何でも見れるオールマイティな医者とこれだったらめちゃくちゃうまいと言う医者が今後は必要なのかなぁ。


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OPCAB

0ff Pump のCABGのことだ。
人工心肺を使用せず、心臓を拍動させたまま冠動脈に血管を移植する。

手術は早いし、術後の管理は楽、なにより大動脈をクランプしないので大動脈の石灰化があっても安全に手術できる。脳梗塞などの発症のリスクも少ない。

熟練した技術が必要だが患者さんにとってはやさしい技術である。
中には、胸腔鏡で前下行枝に内胸動脈をつないでしまうつわものもいるらしい。出血したりしたらどうするんだろうと要らぬ心配をしてしまうが、医療の技術の進歩はすばらしい。

この医療についてゆくのが大変ですよね。
麻酔科の循環コントロールもそうだし、手術室の看護師はじめMEなどの技術者がいてはじめてうまく行く。
日々の努力こそが由一の対処法だと思います。
私も、こつこつ書いてゆきますので何か、間違えがあったり言及したほうがよいことがありましたら教えてくださいね。

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http://tiezo.kumogakure.com/
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ICD(Implantable Cardioventer Defibrillator;植え込み型徐細動器)をご存知でしょうか?

頻拍発作の危険性があり、カテーテルアブレーションなどでその危険性を除外できない場合に、挿入される。
ICDは、VT/VFを感知しする機能を持っており、VTに対しては、抗頻拍ペーシングとカルディオバージョンが選択でき、ペーシングが無効な場合や、VFに関しては、カルディオバージョンが作動する。また、治療記録保持機能も持っており、より個人に適したアルゴリズムへと改善することができる。

VTやVFは、致死性不整脈として悪名高い。
これらの不整脈を起こし、心臓のポンプ機能が破綻すると脳に血液が送れなくなり、死んでしまう。
救命には、「徐細動」しかない。
今では、AED(体外式自動徐際動器)があるが、発見者がいることや発見者がいち早く「それ」を使う必要がある。
発動までには、どんなに早くでも1分はかかるだろう。

しかし、VT/VFを起こしやすい人は、あらかじめICDを埋め込んでおくことでいち早く徐細動できると言うわけだ。
400万位するらしいが、非常に優れものです。

原因不明のVT/VFを起こした既往がある患者さんには、考慮すべきでしょうね。

詳しくは、本を読んでね。


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